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つれづれなるまゝに、日くらし画面に向かひて

タイム トラベル ①

今日は、気が向いたのでタイムトラベルをして奥さんと出会った時の事をただだらだらと書いてみようと思う。


あれは、確か2013年。驚く事に僕がハタチの頃だ。僕は、専門学校生でありながら主に大学生が参加する地元の大きな祭りの運営に携わり調子に乗っていた。

その年の祭りの打ち上げで見覚えの無い2人組の女子を見つけた。パーマを当てたサブカルチックな女子とショートカットの大人しくて可愛らしい女子。当日参加したスタッフのようだった。

僕は、その2人のうちのショートカットの大人しくて可愛らしい女子に心を奪われ何とか仲良くなりたいと近くの席に移ることにした。

何とか移動し会話に持ち込んだが目を見て相づちを打ちながらとても気持ち良い反応をしてくれたのはパーマを当てたサブカルチックな女子。残念ながらそっちではなかった。僕の悪あがきも虚しくそのまま打ち上げは幕を閉じた。


楽しい夏も終わってしまい、それからしばらくどこか心にポッカリ穴が空いたような日々を過ごしたのであった。


そして迎えた2014年。祭りの新しいシーズンが幕を開けた。僕も3年目となり一旗揚げてやろうと意気込んだ。より一層調子に乗った僕は学生のトップ、部会長という役割りを買って出た。そして祭りを盛り上げようと積極的にメンバーに連絡を取る。幸いな事にその中には昨年の女子2人組の名前もあったのだ。

5月21日。バイトが休みで暇を持て余した僕は、なぜかよく連絡を取っていたサブカルチックな方にその事を伝えた。すると2人共暇だったようで急遽僕の車で3人でドライブをすることが決まった。